初恋~永久に君と~
しばらく走ると、

「ちょっと、それとって!!」

と前から聞こえてきた。

何事かな?

そう思い立ち止まると

同じピンクのストライプの入ったリボンが飛んでいた。

それをジャンプしてとった。

「ありがと~」

そう言って女の子が息を切らしながら受け取りに来た。

黒色のショートに真っ白な肌が印象的な女の子だった。

「ううん、はい」

「私は、岡咲菜穂!!おんなじ高校だよね?」

「うん!!私は木藤桃花!!よろしくね」

「ねぇ、友達になろ!!」

「うん!!」

私の高校生活初めての友達は菜穂だった。

それから一緒に学校に行った。

菜穂とは好きな歌手とかが一緒ですぐに仲良くなった。

『緑山高等学校』

と書かれた校門を通り中に入る。

「ねぇ、見て!!家庭科部だって!!」

そう言って菜穂は部活紹介の人たちの宣伝に目を奪われている。

「早く行かないと遅刻するよ!!」

菜穂の腕を引っ張って靴箱に連れていく。

靴を履き替えてクラス表が貼り出されている場所に急ぐ。

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