幸せを運ぶネコ
『君『ちょっと!だから、その呼び方やめてってば』
『だって、君の名前知らないし』
『ハァ?神様にきいてないの??』
『しょうがないじゃないか...時間なかったし...』
『そんな、悲しそうな顔しないでよ。わたしが悪いみたいじゃない...これから、ちゃんと名前で呼んでくれればいいから』
『...うん、じゃあ名前教えて?』
...このネコ、見た目以外にもかわいいとこあるじゃない。
以外に素直。
『何ボーとしてるの? まだ怒ってる?!』
『あっごめん。もう怒ってないから安心して...えっと、わたしの名前はななみよ』
『じゃあ、これから君のことをお前って呼ぶことにするよ』
......(゜_゜)
こいつのこと一瞬でもかわいいって思ったわたしがバカだった。
君→お前になってるし。
まだ、君の方がマシだった。
これからこの生意気&自己中ネコと一緒に住むと思うと心配になってしまうわたしだった――