Boys Kissシリーズ・『小悪魔とのキス』
「やっ」

「ゲッ…」

帰ろうとして廊下を歩いていたら、何故か目の前にアイツが…。

「ちょっと話があるんだけど、いい?」

オレは血の気が引く顔で、首を横に振った。

「少しで済むからさ」

手を合わせ、上目遣いで見てくるも、オレは鳥肌が立つだけだ。

「いっいや、今日はちょっと用事あってさ…」

ウソをついて逃げようとしたけれど、

「じゃあちょっとで済ます」

そう言って、オレの腕を掴んで歩き出した。

ひっ人の話を聞かない!?

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