バレンタインの憂鬱
一日はあっという間だと思う。


だって、もう放課後になっちゃうんだもん。



「じゃあ、愛またね〜。部活頑張って。」


「うん。またね〜。」


紗香が佐藤と仲良く手をつないで教室を出てった。


仲良いよなぁ〜。


「羨ましいねぇ。」


「真由!いつの間に!?」


気付いたら真由が横にいた。なんで気付かなかったんだろ…。



「彼氏…欲しいよ〜。」


「私だって欲しいよ〜。」

「愛なんて選び放題じゃん!いいなぁ〜可愛くて…。」



「そんなことないよ…。」

私はしかめっ面で言った。



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