日常(崩壊)記録
嫌な音と共に猫は弾けた。




血と内臓が体からはみ出て、ポタポタと地面に落ちる。



動かない猫だったモノに近付いて僕は笑った。



命の軽さと血の美しさを意識したのはこの頃から。






「噴水には物足りないけど、君は面白いよ」




動かない猫はただ血と中身を落とすだけだった。



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