日常(崩壊)記録
その場所は僕のお気に入りになった。



不思議なことに誰とも出会わない。



疑問に思うこともなかった。



殆ど毎日、僕は通い詰めた。



運のいい日は猫や鼠を捕まえて、壁に突き出す。






中身が飛び散る瞬間、何とも言えない感覚に満たされる。



眼球がぶら下がり、脳を垂れ流し、臓器を吐き出す赤黒い作品で壁は埋まっていく。



楽しくて仕方なかった。


< 38 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop