青春グローリー
私はダッシュで屋上への階段を上った。
そして勢い良くドアを開けた。
『お待たせ!真・・・里・・・・・・。』
なんと目の前にいるのは真里では無く、男子テニス部のR陣であった。
『あああああああっ・・・;』
周りを見渡すが、真里の姿は無い。
裏切り者っっ!!!
「お前、誰ー?」
R陣の中で1番弁当の量が多い人に話しかけられた。
って言うか弁当食べながら喋らないでよ; 汚いなぁ、もう。
『人に名前聞く時はまず、自分から名乗ったらどうよ?』
「え?(R陣)」
え?
何驚いてんの?
「アンタ、俺等の名前知らねぇの!?」
目がパッチリの可愛い系の子に言われた。
『知ってるも何も・・・初対面でしょーが。』
顔も今初めて見たし。
今までR陣の周りは女子がいたから近づかなかったし・・・。
同じクラスや、隣の席になっても寝てたし・・・。
あれっ?
皆固まってる。
『何か言ってよ・・・;』
凄く静かなんだけど・・・あ、ウグイスの鳴き声だ。
するとドアが開いた。
「あれ?何だ、皆揃ってたのか。・・・あ。田原さんじゃないか★」
『あはは・・・;す、杉本君・・・。』