青春グローリー
3話
私は急いで自分の教室に入った。
そして裏切り者の所へ行った。
『真里!!!!』
真里の名前を叫ぶと真里は平気な顔でこっちを向いた。
「あら、無事だったのね。良かった良かった」
『無事!?無事な訳あるかぁぁあああ!!!真里が裏切ったせいで大変な事が起こったんだから!!』
「・・・裏切った?何の事よ」
コイツ・・・・・・!!
ここまで来てまだ言うか!!
『屋上で待ってるって言ってたのに真里いなかったじゃん!いない所か、テニス部R陣がいたんだから!!』
「アンタが購買行く時、アイツ等が屋上に行くのが見えたから“待ちなさい”って私言ったじゃない」
『え?』
「それなのにアンタ人の話聞かないで行くんだもの」
・・・・・・そんな事があったような;
『で、でもでもメールとか電話で言ってくれればいいじゃん!!』
「生憎、今日に限って携帯を家に忘れたのよ」
『・・・・・・』
もう、何も言い返せない。
『じゃあ、せめて私の話を聞いて?』
私はマネに誘われた事を話した。