青春グローリー

『お!後20分でゲーム終了じゃん!!わーい!勝った~』


腕時計を見て私は喜んだ。


「まだお前が勝ったとは決まってへんで!」


「そうですよ」


!!?

まだR陣いたの!!?

しかも関西の人と紳士的な人。


『まだいたの?えっと・・・』


「ワイは“戸田 裕也”!!」


「私は“藤崎 海斗”です」


ここは切澤君と同じ手で・・・!


そう思った瞬間


《キーンコーンカーンコーン...》


まさかのチャイムゥゥゥウウウウ!!!?


「これでワイ等とお前以外授業を受けて、誰も邪魔せぇへんな!」


「大人しく捕まって下さい」


『ここは・・・

 逃げるが勝ち!!』


私は振り返り猛ダッシュした。


「あー!!待たんかい!!」


「追いかけますよ」


2人共走って追いかけて来た。


『負けるもんかっ!!』



************


『はぁっ・・・はぁっ・・・、しつこいなぁもう!!』


「諦めが肝心ですよ」


「せやでー!!」


かれこれ10分走ってます。

猛ダッシュしてたから体力が限界っ・・・!!


私は近くにある教材室に逃げ込んだ。

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