青春グローリー

「観念して下さい」


「さっさと捕まらんかい!!」


『・・・・・・』


私が1歩下がると2人も1歩近づいてくる。


『絶対に捕まらないんだから!!』


そう言って私はベランダに出た。


「おい!お前っ・・・!」


『じゃあね☆』


私はベランダから跳んだ。


あはははっ
私は鳥になるのよっっ!!!


「「えええぇぇぇっ!!!!?」」


ふっ、この勝負・・・完全に勝った!!

・・・・・・ん?


目の前に人がいるー☆


って人ぉぉぉぉおおおおおお!!!!?


『ちょ、そこの人どいてぇぇぇえええええ!!!!;』


「え?」


あ!あれは杉本君!!


『杉本君危なぁぁぁい!!!』


「うわぁぁぁああああっ」


きっと杉本君の事だ。

上手く避けてくれる!!


私は着地の準備をしようとしたら杉本君に手を引っ張られた。


え?私を殺す気!!?

え、ちょ、マジで!!?


私は目を瞑った。

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