年下彼氏の恋愛事情
図書館の自転車置き場で足を止めた。

「夏野なんであんなこと言うの?」

「あんなこと?」

私はため息をついた。


「私のか、彼氏になる予定とか・・・」

「いいじゃん!実際なりたいんだし。

初めて・・・自分から告白したんだ!」

 和樹が言ってたこと本当だったんだ・・・

「俺、本気で奈美さんが好きだ!」

ここ毎日見ていた目ではなく、真剣な目だった。


 本気なんだ・・・でも・・・

「返事はまだいいです。

どうせ和樹の友達としか見てないんだろ?」

寂びそうな顔をしていた。

 なんか・・申し訳ないような・・・

 でも気持ちをはっきりしなきゃ!

「うん。ごめんね?」

「誤らないで?絶対彼氏になるから」

「絶対ならないから!」

帰ろうと家の方に歩きだした。



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