年下彼氏の恋愛事情
あれから雨がすぐに止んだ。

夏野に家まで送ってもらった。


夏野が喋んないと変!どうしたんだろ?

「このタオル洗って返すね?ありがと」

「うん・・・じゃあバイバイ」

夏野は帰って行った。







翌日もその翌日も夏野は家に来なかった。

夏野が来ないとつまんない!

どうしたんだろ・・・私嫌われた?!



「今日も夏野来てないんだ。」

いきなり私の部屋に和樹が現れた。

こいつノックして入った?

「いきなり部屋に入ってこないでよ!」

「すみませんでした。」

バカにするように言った。

「夏野にあってないの?」

「うん。部活違うし。同じクラスなんだよ。
夏休みだから毎日は会わないよ。」

クラスメートなんだ。

「なんの部活してんの?」

「剣道部だよ。強いよあいつ。」


そうなんだ・・・

「明日、俺晩飯いらないから」

「私もいらない。夏祭り行くから」

さきん家に4時だったけ?

「俺も。
姉貴は夏野と?」

「違う!クラスの人たちと」

「男いんの?」

「いるんじゃない?」

「そっ。」

なんなのさ!男がいちゃあいけないの?!


和樹は部屋を出て行った。

夏野、雨に濡れて風邪でもひいたのかな?
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