年下彼氏の恋愛事情
「奈美には、この色の浴衣がいいと思うんでけど?」

さきの家で浴衣を選んでいる。
 
 はっきり言ってどれでもいい・・・

「それでいいよ?さきのは?」

さきが選んでくれたのは、水色の浴衣。

「私のはこれ!綺麗でしょ?」

ピンク色の浴衣を見せてくれた。




さきのお母さん着させてもらった。







「何時に集合なの?」

「6時半だよ。のんびり行っても大丈夫!」

 さきテンション高!

 ついていけない・・・


「今日の奈美なんか変」

 えっ?私が変?

 私よりさきの方がテンション高くて変だよ。

「悩み事?相談のるよ?」

 悩み?

 夏野のことかな?いやコレ悩みじゃないし・・・

「悩みなのかな?」

「なんかあったの?」

「うん。一応・・・」

「なになに?告白でもされた?」

 さきにしては鋭い・・・


「奈美・・・顔赤いよ?」

「嘘?!」

あわてて顔を隠した。

 もうさきに見られたよ・・・恥ずかしい・・・

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