年下彼氏の恋愛事情
 夏祭りの会場はとても人でいっぱいだった。

「みんなどこにいるのかな?」


「お~い!香川!岡!こっち!」


 あっ!緒方くんだ

「さき行こ!」

「ちょっと待って!心の準備が!」

 さきの顔真っ赤だし!可愛い!




緒方くんのところに行くと20人ほどクラスの人たちがいた。

「岡、浴衣に似合ってるよ。」

「あ、ありがとう」

 さきの顔さらに赤くなってるし!




クラスの人たちといろんな屋台を見て回っていたら

「ちょうどさ、男女の数か一緒だから2人で回らない?」

ある男子が言い出した。

「いいね~!」

「ペア作って!」

 誰と回ろうか・・・さきは・・・

 緒方くんとじゃん!よかったね、さき!


「香川!一緒に回ろうぜ!」

「いいよ。」

声をかけてくれたのは、ペアを作ろうと言い出した男子だった。

 誰だったけ?え~っと・・・

「自由に帰っていいから!」

私の隣にいる男子が叫んだ。







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