年下彼氏の恋愛事情
「私の彼氏だよ!」

「奈美さん?!」

夏野の驚いた声が聞こえた。

 驚いて当然か・・・


「夏野に送ってもらうから!ばいばい!

行こ!夏野」

「え、あ、うん。」

夏野とその場を離れた。




沈黙が続く。

 夏野、なんか話してよ~


「奈美さん、さっき言ってたこと・・本気ですか?」

「本気だよ。

夏野が来なくなって、とっても寂しかった。

気がついたらずっと夏野のこと考えてた。なんで家に来なかったの?私のこと嫌いになった?」

「嫌いになんかなってない!

家に行かなかったのは・・・」

夏野の顔を見ると・・綺麗に紅葉したモミジみたいに赤かった。

 可愛い・・・

「行かなかったのは?」



「風邪引いてたんです・・・」

 この前、雨に会ったからかな?

「そうだったんだ・・良かった。嫌われたのかと思ってたよ。」





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