年下彼氏の恋愛事情
「あります。」

いや、ないでしょ?!なんで、そんなこと教えないといけないの?



「いや、ないでしょ?」

「あるんです!

お姉さんに一目惚れしました。

もし彼氏がいないんだったら俺と付き合ってください!」


えっ!えぇぇぇぇぇ~~!!!

ひ、一目惚れ!?

この子、目おかしいよ!!絶対!





「む、無理。」

「なんで?」

「弟の友達としか見れない・・・」

「なら、『男』として見させるまでです。」


なに言ってんの?!



ドアの前にいた彼がソファーに座っている私に近づいた。





顎をもたれたと思ったら・・・


チュ

 へっ!?


一瞬やわらかいモノが私の唇にあたった。


「ごちそうさま。」

ニコっと笑って彼は部屋から出て行った。





しばらく何が起きたのかわからなかった。
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