やくざな人達
「違うの、私を助けてくれたの」
「え!助けた?」
「変な人に襲われた所を助けてくれたの」
「本当に!ありがとうございます、娘の危ない所をありがとうございます」
「いえ 仕事ですから」
「…?かすみ、仕事ってなに?」
「その〜用心棒代?かな」

あつこは、太郎をおおせつ間へ通した。そこには組長がいた。
「う〜ん、どちら様だい」
「こちらの方が、かすみを助けて下さったの」
「なに!かすみが、どこのどいつだ」
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