fall
朝から泣きそうになっていたら、隣の席の安藤が声をかけてきた。
「俺、今日の給食、放送の当番でいねぇから」
安藤は放送委員だ。
放送委員は、日替わりで給食時間の校内放送をしている。
「あぁ、水曜日だもんね」
実は、あたしも放送委員だ。
あたしの担当は金曜日。
隣のクラスの優衣ちゃんと一緒だ。
「…あ!安藤いいなぁー」
放送委員は、放送室で給食を食べるのだ。
この教室で給食を食べなくていいのだ。
山Tのいる、この教室で。
「どうした?」
安藤に酢豚の話をした。
「それなら、今日河田が休みで俺ひとりだから、おまえも一緒に放送やる?」
河田くんは、安藤の放送委員の相方。
「いいのっ?」
断るはずがない。
この日、あたしを窮地から救い出し、放送室であたしの酢豚も食べてくれた安藤に恋をした。
「俺、今日の給食、放送の当番でいねぇから」
安藤は放送委員だ。
放送委員は、日替わりで給食時間の校内放送をしている。
「あぁ、水曜日だもんね」
実は、あたしも放送委員だ。
あたしの担当は金曜日。
隣のクラスの優衣ちゃんと一緒だ。
「…あ!安藤いいなぁー」
放送委員は、放送室で給食を食べるのだ。
この教室で給食を食べなくていいのだ。
山Tのいる、この教室で。
「どうした?」
安藤に酢豚の話をした。
「それなら、今日河田が休みで俺ひとりだから、おまえも一緒に放送やる?」
河田くんは、安藤の放送委員の相方。
「いいのっ?」
断るはずがない。
この日、あたしを窮地から救い出し、放送室であたしの酢豚も食べてくれた安藤に恋をした。