リミテッド・ストーリー

「・・・放せっ！」
「そうはいかないんだなぁ」

　ガッ

「っ！」
「捕まえた」
「この・・・」
「こうして・・・」
「スライディング突入～～～～～～～～～～っっ！！！！！！」
「！！？」
「レア・・・！」
「コォオオオスゥウウ！！！！！」
「またお前か・・・」
「またって何よ！こっちの台詞だっての！」
「いっつもいい所で出てきやがるな」
「ふん。こっちにとってはナイスタイミングなのよねぇ」
「・・・まぁイイ」
「覚悟せぇっ！」
「おっと待ちな」
「んがっ」
「それ以上近づくとコスちゃんの口に麻薬が入るぜぇ？」
「な・・・」
「コイツ・・・」
「不良なめんなよ？」
「・・・」
「よし。それでい・・・」
「私はこれ以上1歩も動かないわ」
「・・・あ？」
「けど・・・」

　グッ

「槍が動かないって交渉はないわよねぇ？」
「！！」
「鳥・・・じゃない。槍投げ！！」

　ヒュンッッッッッッ！！！

「この女・・・」

　カキィイイインッッ！！！！！

「っぶねぇな・・・」
「チィッ！」
「で？どーすんだぁ？」
「どうって・・・」
「もうアンタの手元に武器はない。どーする？」
「・・・・・・あ」
「レア・・・」
「馬鹿レア・・・」
「はん。しょうもねぇ奴だな」
「しっかりしろ・・・！」
「なーんてね・・・」
「・・・？」
「槍だけじゃないのよ・・・」

　スッ

「短剣・・・だと？」
「護身用ってね」
「・・・ほぉ。流石将軍」
「お褒めの言葉光栄です・・・ってね」
「だがどーする？また投げても武器がなくなるだけだぜ？」
「れう・・・アンタの出番よ」
「よっしゃああああああああああ！！！」
「・・・あ？」