リミテッド・ストーリー

「すっっっっっっごぉおおおおおおおおい!!!」

「っ!?」
「ダレン君あんなに力あったのね!!」
「え?」
「腕折るなんてーー!!」
「男前やん」
「お前が評価すな」
「ねぇダレン君!!」
「っ?」

「その・・・ね?」
「・・・レア」

「旅しない?」

「・・・」
「前にも言ったけど・・・でも・・・」
「・・・」
「ダレン君が守るだけじゃないの」
「・・・?」
「この街は・・・汚い大人だけじゃないはずよ・・・?」
「・・・けど・・・」
「お前のような純粋な奴は、大人になっても純粋のままの奴がいる」
「え・・・?」
「全て汚いなら、社会はとっくの昔に崩れてるさ」
「・・・」
「そうよ、ダレン君。少しは信じてみて・・・?」
「・・・」

 キュ

「・・・分かりました」
「・・・」

「・・・僕で良ければ・・・お供させて下さい」

「!」
「お願いします」
「ダレンくぅん★★」

 ギュウ~

「っ!」
「やっぱり貴方は純粋よ!!」
「レ、レアさん・・・苦し・・・」
「あっ!ごめんね!」

 スッ

「それじゃあ改めて」
「・・・うん」
「宜しくねダレン君♪」
「宜しくお願いします」
< 50 / 66 >

この作品をシェア

pagetop