リミテッド・ストーリー
宮司様

             流宮の滝

「綺麗な所ね~」
「ここでは何すんだ?」
「滴の光って宝があるんだけど・・・」
「それを盗むのか」
「そーじゃないわよ!宮司様に頼んで少し分けてもらうの!」
「癒しの効果か」
「そうよ、盗人じゃないんだから」
「宮司様に会いに行くってことだな盗人」
「誰が盗人よ」
「確か奥の迷宮にいるぞ盗人」
「・・・コスったら・・・」
「馬鹿やってねーで早く行こうぜ」
「ファイガさんはマジメでいいわー」
「分かったからいこうな盗人」
「あ!ファイガさんまで!」

             迷宮

「ここが迷宮~~」
「宮司は奥か?」
「そうっぽい」
「失礼しまーす」
 
 キィイ

「こんにちはー」
「・・・貴方方は?」
「あ、私将軍のレアと申します。宮司様に御用があって・・・」
「・・・御免なさい。宮司様は今お帰りになられておりません」
「へ」
「何時もはお帰りの時間帯なのですが・・・」
「・・・」
「ちょっと危ねぇんじゃねーか?」
「・・・そうね」
「?」
「あの、私達探しに行ってきます」
「え?」
「宮司がいなくなったらこの国危ねぇからな」
「は、はい」
「任せて下さい」
「はい、お願いします・・・」

            迷宮 外

「まさか・・・」
「さらわれた可能性は大だな」
「でも、こんなガードの固い城で・・・」
「誰もが出来ない不可解な事件を起こせる奴がいたとしたら」
「っ!」
「あり得ないわけもないよな」
「コスって・・・クールに推理するわよね・・・」
「焦ってやっても意味ねーだろ」
「う、うん」
「はよ探そうぜ」
「そうね!」
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