ピンクグレープフルーツ


「来たよ。」



神田と話していたら、いきなり山口が現れた。




「あっ!!ちょっと来て!!」



山口を引っ張って、急いで5階まで階段を駆け上る。






「ハァ…ハァ…」



階段を勢いよく登ってきたのと、緊張で息切れがする。



山口は、平気そうな顔をしている…。




あたし、本当に体力ないなぁ…。



そんなことを考えながら、ふと1回転。

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