ピンクグレープフルーツ



2人で大声で応援する勇気もなく…。


黙って見ていた。




「ねぇ、名前、なんて言うの?」




來衣たちは、ちゃっかり、ハンド部のお母さんたちと合流していた。


そのお母さんから、名前を聞かれる。



「清水です。清水來衣です。」



「川上愛子です。」



「私は、中村翼の母です。」



「えっ?中村??」




驚いた顔をしている、愛子。


中村は、愛子の好きな人。



中村のお母さんはめっちゃ綺麗で、大きな声で応援していた。





「2人とも、遠くからよく来てくれたね~」



「ありがとね~」



「黄色い声で応援してね」




お母さんたちと、少しだけ話した。


なんか、変な感じ。



< 251 / 301 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop