ピンクグレープフルーツ
「「ありがとうございました」」
試合が終わったから、ハンド部員たちは、挨拶をして、こっちの応援席のほうまでやってきた。
そして、一例。
來衣と、愛子、あとお母さんたちは、拍手を送った。
「おつかれぇええ!!!!!!!!」
最後、声を振り絞って叫んだ。
「ってか、なんで負けちゃうの?」
「あっち、応援うるさすぎ!」
「もー意味わかんないし!!」
いくら、嘆いたって、愚痴ったって、負けは負け。
1番悔しいのは、ハンド部員たち。
みんな…泣いてた。