ピンクグレープフルーツ
山口はもう黒板に行って答えを書こうとしている。
よし、あたしも行くか…
「來衣~頑張れえぇ!!」
愛子が満面の笑顔でこっちに手をふってくる。
どうゆう意味で頑張れって言ってるんだろ?
とか思いつつ、手を振り返る。
「答えどうやって書けばいいの?」
と山口。
独り言かなぁ?とか思いつつ、答えちゃう。
「答えって、わかんないの?」
來衣は山口のプリントを見る。
「書いてあんじゃん。」
「ん、なんか途中式ないじゃん。」
あ、途中式ね。
ってか意外に頭いいな、山口って。
「ん~途中式考えればいいじゃん。適当に。」
來衣はそう言い、自分の答えを黒板に書く。
ってか、超幸せ!!
席替えしてから、あんま話せなくなった山口と話せたんだよ?
嬉しい!!