ピンクグレープフルーツ



ふぅ…一安心。



「とりあえず、体育館履きに履き替えよ?」


「うん…。」



体育館履きに履き替える。



「じゃあ、行こっか?」


試合が行われるところまでは、今いるところから階段を上って行く。


階段で同じ学校の人に会ったらおしまいだ…



「見つかったらどんまいだよっ!!」



階段を緊張しながら上る…。



「はぁ…。」


ちょっと体育館を覗いてみる。



「ヤバ!いる!!早く!!」


そこには、同じ学校のハンドボール部が練習をしていた。


來衣は響に言っても動かないから、響を押した。



「ちょ!痛っ!!」


響は横腹を手すりにぶつけてしまった。



「ごめん!!ってか響が動かないから…。」



「だって、來衣。言ったと同時に押したじゃん!!」



「ごめん…。」



まぁ…見つからなくてよかった。


見つかったかもしれないけど。





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