ピンクグレープフルーツ






次の日の休み時間




「來衣がんばれ!!」



愛子が目で訴えてくる。



よしっ!!來衣ガンバ!!


自分で自分を励ます。





つんつん。

いすに座っていた山口をつつく。



「ん?」


「メアド教えて…?」


「めんどい…」


山口は視線を机の上のノートに落としたまま答えた。




「じゃあ、誰かに聞いていい?」



山口のメアドを知っている女子はいる。





「それでいい」



うわっ!!めっちゃそっけない…。



でも…これで山口のメアドゲット!!


ちゃんと本人に許可もらったもん




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