蝙蝠伯爵-コウモリハクシャク-
南棟
当然ながら電気は通ってないのでそれぞれ懐中電灯を片手に様々な場所を照らす。
「あの〜村上さん。」
「何」
「さっき加賀美さんが“何か発見したらすぐ連絡ちょうだい”って言ってましたけど、発見するのって犯人以外に何かあるんですか?」
「ここから帰って来てない奴らの死体とか。」
「しっ死体!?」
思わず古橋の体が固まる。
「別にビビる事でもないだろ。死体何て何回も見てるし。もし、もっと凄いの発見しちまったらどうしようか。ゾクゾクするな…くくっ。」
村上は足取り軽く、スキップでもしそうな勢いである。
実は村上は大のオカルト好きなのだ。
高校生の頃各地の心霊スポットを廻ったという経験もある。
そんな村上の後を古橋は震えながらついて行った。
当然ながら電気は通ってないのでそれぞれ懐中電灯を片手に様々な場所を照らす。
「あの〜村上さん。」
「何」
「さっき加賀美さんが“何か発見したらすぐ連絡ちょうだい”って言ってましたけど、発見するのって犯人以外に何かあるんですか?」
「ここから帰って来てない奴らの死体とか。」
「しっ死体!?」
思わず古橋の体が固まる。
「別にビビる事でもないだろ。死体何て何回も見てるし。もし、もっと凄いの発見しちまったらどうしようか。ゾクゾクするな…くくっ。」
村上は足取り軽く、スキップでもしそうな勢いである。
実は村上は大のオカルト好きなのだ。
高校生の頃各地の心霊スポットを廻ったという経験もある。
そんな村上の後を古橋は震えながらついて行った。