甘めな恋愛ショート集
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私の近所には、年下の可愛い男の子がいる。
「ケイくん」
私が先に彼の姿を見つけて、私が先に声をかける。
「あぁ、ミカ姉」
学ランを着たケイくんは、透き通るような綺麗な亜麻色の髪をしている。
本名は惠太だから、ケイくんって小さい頃から呼んでる。
「ケイくんは中学終わったの?」
「うん、今から帰るとこだよ。ミカ姉は高校終わったの?」
「そう。一緒に帰ろう?」
勇気を出して、内心ドキドキしながら誘った。
「もちろんだよ。そんなこと言わなくてもね」
ケイくんはあっさり頷いて笑顔を見せた。
その笑顔の可愛さ。
もうやばい。