【詩集】こころのひとつづつ
『おのれ』
『おのれ』



華やいだ祭のあとの虚しさは

誰でもなく

僕がつくりだしたもの

すれ違う感情を

繋ぎ止めるためだけに

僕がつくりだしたもの

いくつもの

眩しい光のなかにできた影が

行き場なく

そこに染み込んでいく




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