【詩集】こころのひとつづつ
『見えない明日』
『見えない明日』



欲望が完結した後は

絶望が訪れる

自分のいやらしさ

自分のだらしなさ

自分のエゴを全うするため

あらゆる手を使って

ただ己の欲を満たすためだけに


いつ自分に克つことが出来る日が来るのか

進むことも

戻ることも

出来ずに

ただここで

今日も欲望に埋もれていく

快感に浸る俺がいる

自分を戒めることはない


ただここで


うす汚く


欲望のまま


求め続ける


俺がいる



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