青い薔薇の行方
旅立ち
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真知子はいつも思ってた。
どうして私だけ幸せになれないのだろうと。
真知子の周りは皆、幸せそうなのに。
真知子が好きになった人にはいつも可愛い彼女ができる。
真知子が告白すると、いつも玉砕に終わり
傷つくばかりの日々。
だから真知子はいつも一人ぼっち。
でも真知子は負けない。
負けない真知子のお話。
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昔、俺様という存在が流行っていた。
とりあえずイケメンという、容姿がよければすべて許されるような条件のもと、
勉強が出来たり
喧嘩が強かったり
金持ちだったり、
色々条件はあるものの、
強引なところがあって
でも優しい、
そんな男の存在に世の女たちは胸をときめかせ、
憧れた。
倉石 加奈(くらいし かな)もそんな男に憧れていた。
そして佐々木 慶太(ささき けいた)に出会った。
加奈と慶太は恋に落ち、大学卒業後、結婚した。
今になっても思う、ああ、恋は盲目なんだと。
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野球している小学生も
手を繋いで歩くカップルも
私にはすべてが眩しかった。
それは太陽に溶けて消えたいと思った
15歳の夏だった。
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