†幻獣国物語り†金崋編
「それでは質問ある人は?」
相変わらずの笑顔で、先生は質問コーナーの場をもうける。
昨日のわたしのように。
『………』
でも、わたしの時と違って誰も発言しない。
無言で二人を凝視している。
どうでもいいけど、わたしん時とえらい違いじゃないか。
まあ、 いいけどさ。別に!
「…ないようなので、席につきましょうか。
翼くんは窓側の一番後ろから二番目で、剣さんはその後ろよ」
ふ〜ん、窓側の席なんだ。
いいなぁ。後ろの方の席だし。
まあ、わたしも一番後ろだけどさ。
…って、わたしの隣!!
そんな事を考えているうちに、最初にきた翼くんが席についた。
みんな二人の事を、まだ見てる。
まあ、わたしも見てるけど。
そして、わたしは剣さんが座るのを無言で見てた。
ふん。どーせ他人の事は言えませんよ!
そして、座った剣さんは視線を感じたのか、横を向いた。
みんなが剣さんを見ているのに、なぜか横にいるわたしと最初に目が会ったのよ!
…わたし、他の人より凝視してた?
「よろしく」
少し驚いているわたしに、彼女は気さくに笑いかける。
…悪い子ではないようね。
09/03
相変わらずの笑顔で、先生は質問コーナーの場をもうける。
昨日のわたしのように。
『………』
でも、わたしの時と違って誰も発言しない。
無言で二人を凝視している。
どうでもいいけど、わたしん時とえらい違いじゃないか。
まあ、 いいけどさ。別に!
「…ないようなので、席につきましょうか。
翼くんは窓側の一番後ろから二番目で、剣さんはその後ろよ」
ふ〜ん、窓側の席なんだ。
いいなぁ。後ろの方の席だし。
まあ、わたしも一番後ろだけどさ。
…って、わたしの隣!!
そんな事を考えているうちに、最初にきた翼くんが席についた。
みんな二人の事を、まだ見てる。
まあ、わたしも見てるけど。
そして、わたしは剣さんが座るのを無言で見てた。
ふん。どーせ他人の事は言えませんよ!
そして、座った剣さんは視線を感じたのか、横を向いた。
みんなが剣さんを見ているのに、なぜか横にいるわたしと最初に目が会ったのよ!
…わたし、他の人より凝視してた?
「よろしく」
少し驚いているわたしに、彼女は気さくに笑いかける。
…悪い子ではないようね。
09/03