初雪が、温もりでとけたとき



あれっ?



「雪乃、どうした?」



突然足を止めた雪乃に、由季ちゃんは首をかしげた。
雪乃は窓から見える校門を指さした。



「櫻女子の子がいる。」


「え?」



校門のところには、この辺じゃ有名な“櫻女子学園”の子がウロウロしていた。
たしか櫻女子は今中間テスト中か。



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