初雪が、温もりでとけたとき
テレたように笑う2人を、雪乃はただ唖然と見ることしかできなかった。
だって…いくらなんでも早すぎでしょ?
「お…おめでとう…。」
はにかんだように笑う2人。
2人がそんな風に笑うなら、それでいっか。
キーンコーンカーンコーン
10分間の休憩が終わり、先生がまた話しを進めていく。
自己紹介が始まり、雪乃の番になるにつれ、手汗をかいた。
「新橋…雪乃です。よろしくおねがいします。」
こんなかんじで、2年生最初の1日は、終わった。