君に恋すること
「鈴夏みてぇな女初めてだな」




剛が笑って言った。



「俺は勘弁だな」





篤希はまたイヤホンを取り出した。




「篤希ぃ」
「…話し掛けるな」
「あたしも聴きたい」
「無理」
「えぇ~なんで?」
「お前だけには聴かせない」
「意地悪!」





うつ伏せになって寝てしまった。





早く先生来て!






朝礼まで後5分。



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