君に恋すること
でも今は違う…。




俺の鈴夏になってほしい。


たった俺だけの…
女になってほしい。






誰もいない教室は
オレンジ色に染まった。





未だに鼻を啜る鈴夏。





「怒鳴って悪かったょ」
「…ううん」





おっと?
機嫌良くなった??





俺…言うのか?
この気持ちを…
目の前の鈴夏に伝える?





「篤希…あたしね」
「スキだ…鈴夏がスキだ」





あぁ~…言った…。
俺言っちゃった!!




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