君に恋すること
6眼目を知らせるチャイム…。




「鳴っちゃった…」




陽射しが教室に
差し込むと同時にドアが開いた。






「…あつ、き」
「は?なに泣いてんだよ」




篤希が来た…!
なんで??





「呼びに来た」




ぼそっと頭の上から
聞こえた篤希の声。





そっと顔を上げると、
篤希の深い瞳と合った//





「なんで…呼びに?」
「なんでって…授業始まるから」
「あたしなんてほっとけばいいじゃん」
「は?」
「嫌いなんでしょ?」
「…嫌いだけど」





期待したじゃん!
…ガッカリ。




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