君に恋すること
―――放課後..




みんなはゾロゾロ帰る中…
あたしと篤希と剛が
教室に残された。





重い空気の中、
剛が立ち上がった。




「先帰ってんぞ、篤希」
「おぅ」





え…?
2人!?



数分前までは
2人っきりで話すんだろうな。
って思ってたよ?




でも剛もいたから…
ちょっと安心してたのに…
まさかの帰る感じ?




ホントに2人っきりじゃん//





夕日があたしの机を照らす。




「鈴夏」
「は、はい?」




久しぶりに会話を交わすわけで…
緊張のあまり、
あたしはなぜか敬語。




< 25 / 111 >

この作品をシェア

pagetop