君に恋すること
篤希と2人寝っ転がって、
音楽を聴いてる…。




今日は記念日だな。





目瞑っていると…
真上に人影らしきものを感じ、
目を開いた。





「わっ…!」





上からあたしを覗くのは…
さっきの男子生徒。




イヤホンを取って、
上半身を起こした。





篤希も気づいたのか、
イヤホンを取った。






「探したよ?尾上さん」
「…探したよ、って」
「屋上にいるんだね」
「…。」





邪魔されたくなかった。
せっかく幸せ感じてたのにっ。





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