君に恋すること
あたし……
ときめいてる!?
ダメだよっ!
頭に触れただけだし!





「どうかした?」
「…ううん」





なんか自分にショックだよ。
篤希に触れたい。





教室を覗くと、
剛と笑って話してる篤希。





「尾上さん」
「え?」
「俺…マジだから」
「…。」





それって、
あたしに本気ってこと?





「じゃまたね」
「うん」





あたしは走って篤希に抱きついた。





大きな背中に…。



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