君に恋すること
「う~んっ、美味しい」
「良かったじゃん」
「篤希からもらったから尚更ね」
「…そ」
「うん♪」






甘くて美味しい♪




「大体さ」
「ん、なに?」




深い篤希の瞳があたしを捕える。





「鈴夏重くねぇよ?」
「…は?」
「あれは冗談で言ったんだよ」





机に腰掛ける篤希を…
あたしは瞬きせずに見上げた。





「逆で軽すぎ」
「はぁ!?」
「これはマジのこと」
「…あたしが…」
「なんだ?」
「あたしが!どれだけお腹空いてると?」
「…そんなん知るか」





“そんなん知るか”…??
ホントに昨日、今日と
ろくな物口にしてないんだよ!?





「篤希のバカっ!!」
「うっせぇよ!」
「だって!…とにかくバカ」




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