君に恋すること
―――数分後..




「っく…う…っ」




嗚咽を吐きながら、
街を歩けば…
人の目が気になる。






あたしは学校近くの公園に入った。





ブランコに腰掛け、
ため息と涙を零す。






「ば、か…篤希のバカ」






見なきゃ良かった…。
残らなければ良かった…。




今頃そんな後悔…遅すぎだよ。






目を瞑ればハッキリ映る…
さっきの光景。






篤希と黒沢さん…
キスしてた…。





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