君に恋すること
なんだ……
篤希スキな子いたんじゃん。
言ってくれれば…
離れたのに。





「両、思いなんじゃん」





息が真っ白。
吐く全ての息は…
真っ白で空へと消えて行く。






「鈴夏…?」
「…あつ、き」





なんでいるの?
黒沢さんは…?





「捜したんだけど」
「…。」





なんで捜す必要があんの?
意味わかんないよ…篤希。






「ごめ、あたし帰るね」
「は?ま、待てって」
「離してっ!」





もう…いいよ。
知ってしまったんだよ…2人のこと。




もう…
優しくしないでよ。



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