君に恋すること
思いよ届け

告白の決心

―――次の日..





「鈴夏、はよ」
「…。」
「シカト?」





誰かに声掛けられたけど…。





「今日の鈴夏変だぞ」
「…みたいだな」
「熱でもあんじゃね?」
「それはないな」
「なんでだよ」
「顔みりゃわかる」
「俺にはわかんねぇけど」
「…。」






ずっと黒板を眺める。





あたしは正直…
昨日の記憶が曖昧。






篤希にキスされて、
大スキな背中を追って…
家まで送ってもらったはず?






んで今日どうやって
学校に来たのかさえ…わかんない。





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