君に恋すること
「なにもめてんだよ」
「篤希ぃ」
「珍しく2人が喧嘩か?」
「喧嘩じゃない…ライバル!」
「…は?」
「絶対負けない」





剛を睨み上げた。





「剛こんな奴相手にすんな」
「こんな奴ってなによ!」
「そうだな…引いてやるよ」






剛は鼻で教室を出て行った。




「篤希はどっちの味方?」
「もちろん剛」
「…もういい!」






あたしはベランダへ出た。





篤希のバカぁ!
昨日のキスはなんだったの?
あたしへの…慰め?





慰め…だった?



泣きじゃくるあたしが
うざかったから…
キスして泣きやましたの?



< 94 / 111 >

この作品をシェア

pagetop