キミの日記『Cherry's Diary』
病院に着くと
みつばちゃんが
秋口さんの病室まで案内してくれていた。
病室に着いたときの
第一印象だけど
パッと見の秋口さんは
少しぐったりした様子だったが元気そうだった。
実際
話してみると結構普通で
入院患者がしている点滴が
体調が悪そうに見せてるのかな?
なんて思えた。
もっと騒ぐかと思っていた東国さんは
秋口さんの様子を見るなり落ち込んでた。
東国さんの手にある怪しい見舞いの品が
宙ぶらりんにふらふら
ふらふらしていて
東国さん手に力が入っていないようだった。
「あと何日点滴?」
「2、3日くらいだってよ。」
みつばちゃんは
ほっとした顔で秋口さんの手を握った。
「秋口さん、
すぐに退院できそうでよかったですね」
みつばちゃんと、
秋口さんを見ながらそう言った。
「みんな、見舞いありがと。」
そう言うと、秋口さんは笑った。
「ねぇ、あたしには?」
みんなにはお礼を言う秋口さん。
そんな秋口さんを
みつばちゃんが切り込む。
「もちろん。みつは、ありがと。」