キミの日記『Cherry's Diary』


「お久しぶりです。」


「お見舞い?純に聞いたの?

ありがとうね!あれ?その子は?」


なんてやり取りをしながら

私たちは二十分程度話をしていた。


桃乃木と喧嘩してしまったとか…

彼氏の話だとか…

秋口さんの話だとか…。

楓さんが退院したら、

したいことがある。


でも、

まず、楓さんのことを黙っていた

桃乃木と喧嘩をした話をした。

仲直りしないと。

なんて言うと


「純は、喧嘩したことなんて忘れてると思うけどなぁ?」


とか、楓さんは言ってた。

でも、

何だかんだでアレからばつが悪くって話せない。

迎えに来てもらう時間よりも

早起きして学校に通っている。

と言うと


「純が、迷惑ばかりかけてるみたいね!」


なんて言いながら

嬉しそうに私たちの話に聞き入ってくれた。

まるで私たちと同年代の女の子のように。



退院したら昔みたいに遊びにおいで

って言ってくれた。

楓さんは元気に退院できそうでよかった!!


遊びに行くのも楽しみにしてる。

楓さんの焼くアップルパイ美味しいんだよね。
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