キミの日記『Cherry's Diary』
━5月3日━
勉強会。
よくはわからないが、春休み開けのテストが
死んでいた美里が勉強したいと言って来た。
理由は何であれ、美里に会えるのは嬉しい。
ちょっとやる気も出た。
━5月6日━
ずっと考えている。
どうしたら自分の気持ちが彼女に届くのか。
自分はどうしたいのか。
そして、
今、母さんに対してどう接してゆけばいいのだろうか。
2つの事柄を永遠に。
自分は幸せになりたいと願う。
けれども母さんも大切で、
もたもたしてたらまた、彼女は離れていく。
どうしたらいい?
どうしたら、悩まなくていいんだ?
━5月7日━
若葉を見ていて思う。
花は散り、
青々とした葉が元気よく、木々を彩る。
月日が移り変わるように
元気さもいつも巡り廻っている。
元気を与えられている気がするから
桜の花が散った
葉桜の季節が一番好きなんだ。
大切なキミと約束した日は
そんな季節の頃だった。
キミは僕に元気を与えてくれる
僕は、キミがいるから
頑張れるんだよ。
美里、会いに来てくれてありがと。
━5月10日━
美里のヤツ、
なんか妙に機嫌がいい。
最低だ。
美里に彼氏ができたんじゃないか
って不安で仕方が無い。
むかむかする。