キミの日記『Cherry's Diary』
あれ?
ダブルベットって一人用だっけ?
私は、はっとして目が覚めた。
昨日、私の耳元で
おやすみと
言った彼は今いない。
「どこ…?」
答えに迷っていると
トーストとコーヒーの香ばしい香りがしてくることに
気が付いた。
私は部屋の扉を開けその匂いのするほうへ誘われていった。
「おはよう。いっぱいどう?」
そう言ってパジャマ姿の彼が
笑顔で
コーヒーを差し出した。